
日本画家 北野沙羅
ABOUT
Statement
花や人、風景など、日々のなかでふと心を惹かれたものをモチーフに、日本画を制作しています。理由や意味を先に考えるのではなく、「描きたい」と感じた心の動きを大切にしています。
対象を見つめるとき、捉えたいのは目に見える形や色だけではありません。光の気配、その場に漂う空気、匂いや温度、触れたときの感覚。目の前にあるものをそのまま写すのではなく、それが纏う目には見えない気配まで画面に留めたいと考えています。
そのために、和紙に岩絵具や水干絵具を重ね、にじみやたらしこみを用いています。水や絵具が生み出す予測できない動きを受け止めながら、偶然に現れた色や表情と自分の意図とのあいだで画面をつくります。
対象の姿と、それに触れて自分の内側に生まれる感覚。その二つが触れ合うところに立ち上がるものを、私は「あわい」として捉えています。色と色、目に見えるものと感じるもの、意図と偶然。その「あわい」に一瞬現れる、まだ言葉にならない感覚を絵画として留めたいと思っています。
自分が感じたものを、どこまで画面に留められるのか。その答えはまだ分かりません。それでも、言葉にならない感覚に触れながら描く時間は、私にとって日々を生きる喜びです。
Profile
北野沙羅 / Sara Kitano
東京藝術大学日本画科を卒業し、同大学大学院日本画専攻を修了
現在、日本画家として活動中
経歴
2020年
東京藝術大学美術学部絵画科日本画専攻 卒業
2022年
東京藝術大学美術研究科絵画専攻日本画研究分野 修了
展示歴
2019年
アートオリンピア 佳作
2021年
日本美術院 春の院展 入選
2021年
アートプラザ大賞展 入選
2023年
花を描く女流作家展 アートスペース羅針盤
2024年
個展『北野沙羅展』アートスペース羅針盤にて開催
2026年
有芽の会 そごう横浜
2026年
個展『色のあわい』アートスペース羅針盤にて開催